もしも願い 一つだけ叶うなら
第2章 進展
大野side
今年最後のコンサートが始まる。
今年はこれで最後か…そう思っているとファンの子もそう思ってくれてるみたい。
うちわに「お疲れ様」って書いてる子がいる。
あっ、いつも来てくれている子、その子に向けて
指をさして上げると喜んでくれている。
こんなに沢山の人がいるのに意思疎通が取れるってすごいよな…って本当に思う。
俺らのファンって本当に優しいな…
あんまり考えてたら泣きそうになるや…
そんなこんなで楽しい時間はあっという間に終わってしまう。今日は最終日だからと特別に一曲追加している。またすぐに会えるようにと思いながら、心を込めて歌った。
舞台から降りてくるとスタッフが並んで迎えてくれてる。
ハイタッチしながら楽屋へ戻ると社長がいてびっくり。
良かったと褒めてくれて、差し入れのシャンパンでみんなで乾杯する。
あまり褒めてくれない社長やチーフマネージャーも喜んでいる。
俺らもようやく、手ごたえを感じることができたコンサートだったかな…
みんなでシャワーを浴びて、そのまま楽屋で打ち上げが始まる。
反省はまた後日といいながらも、スタッフやジュニアや裏方の人も全員で飲みながらコンサートを振り返っている。
コンサートの失敗した話に花が咲く、
誰かがホテルにパンツを忘れた、遅刻したなど…
お酒も入りもいつの間にか時間は12時前になっている。
このまま二次会に行くメンバーだけ残って後は帰ることになった。
翔くんは明日から沖縄に行くからと帰って行った、
俺らは帰る訳にはいかないからと翔くん以外は二次会へ流れ込む。
お店についても正直早く帰りたい気持ちでそわそわしてしまう。
みんな、出来上がってくる。潤くんも足がふらふらだし・・・
これなら適当に抜けていってもいいだろう。
ニノを見ると同じことを考えているのか、一緒に抜けたら怪しまれるかな。
ちょっとしたらニノがトイレに行くと言って荷物をこっそりもって抜けていく・・・
しばらくすると俺の電話が鳴ってる、画面を見るとニノからだ。
智「はい??」
ニノ「抜けてきてよ、みんなへべれけだしさ。1階のエレベーター前で待ってるから」
智「ああ…うん、うん…そうなんだ…」
適当な返事をしながら、荷物を持ってこっそりと抜けていく。
呼び止められないように携帯で話しながら・・・
エレベーターの乗り込む下へ向かう。
今年最後のコンサートが始まる。
今年はこれで最後か…そう思っているとファンの子もそう思ってくれてるみたい。
うちわに「お疲れ様」って書いてる子がいる。
あっ、いつも来てくれている子、その子に向けて
指をさして上げると喜んでくれている。
こんなに沢山の人がいるのに意思疎通が取れるってすごいよな…って本当に思う。
俺らのファンって本当に優しいな…
あんまり考えてたら泣きそうになるや…
そんなこんなで楽しい時間はあっという間に終わってしまう。今日は最終日だからと特別に一曲追加している。またすぐに会えるようにと思いながら、心を込めて歌った。
舞台から降りてくるとスタッフが並んで迎えてくれてる。
ハイタッチしながら楽屋へ戻ると社長がいてびっくり。
良かったと褒めてくれて、差し入れのシャンパンでみんなで乾杯する。
あまり褒めてくれない社長やチーフマネージャーも喜んでいる。
俺らもようやく、手ごたえを感じることができたコンサートだったかな…
みんなでシャワーを浴びて、そのまま楽屋で打ち上げが始まる。
反省はまた後日といいながらも、スタッフやジュニアや裏方の人も全員で飲みながらコンサートを振り返っている。
コンサートの失敗した話に花が咲く、
誰かがホテルにパンツを忘れた、遅刻したなど…
お酒も入りもいつの間にか時間は12時前になっている。
このまま二次会に行くメンバーだけ残って後は帰ることになった。
翔くんは明日から沖縄に行くからと帰って行った、
俺らは帰る訳にはいかないからと翔くん以外は二次会へ流れ込む。
お店についても正直早く帰りたい気持ちでそわそわしてしまう。
みんな、出来上がってくる。潤くんも足がふらふらだし・・・
これなら適当に抜けていってもいいだろう。
ニノを見ると同じことを考えているのか、一緒に抜けたら怪しまれるかな。
ちょっとしたらニノがトイレに行くと言って荷物をこっそりもって抜けていく・・・
しばらくすると俺の電話が鳴ってる、画面を見るとニノからだ。
智「はい??」
ニノ「抜けてきてよ、みんなへべれけだしさ。1階のエレベーター前で待ってるから」
智「ああ…うん、うん…そうなんだ…」
適当な返事をしながら、荷物を持ってこっそりと抜けていく。
呼び止められないように携帯で話しながら・・・
エレベーターの乗り込む下へ向かう。