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もしも願い 一つだけ叶うなら

第3章 発展

二宮side

渋谷から電車に乗り、大野さんの部屋まで帰ってきた。おばさんは仕事に行ってるから家には誰もいない。

部屋に入り、クーラーをつけて、ようやく生き返った。まだまだ暑いな…

智「シャワー行こう。あっ、洗濯もしないと…、ニノ服出して洗濯する」
ニノ「いや、いいよ。持って帰ってするし…」
智「何言ってんの?コンサートのもあるし…てか全部洗う。この暑さならすぐ乾くから。今更、何言ってんのパンツ履き回す仲じゃん(笑)」

そうだけど…なんか、恥ずかしい。
まして大野さんの実家だし…

ニノ「いいよ、全部洗濯したら着る物なくなるし…」
智「俺の貸すから、ほら、シャワー行くぞ」

なんでこんなとこだけ、男らしいんだよ
ちゃかちゃかと進められて、俺と大野さんは何故か二人でシャワーしてる。

ニノ「なんで一緒?」
智「時間短縮と合理性」
そういいながら、俺の身体を撫で回すのは何故?

ニノ「ちょっと何で…俺の身体触んの?」
智「触りたいから」

こんな真昼間に?夜じゃないといけない理由もないか…そうじゃなくてシャワーさせろや!あんまり撫で回すと反応するだろ…

ニノ「シャワーさせろや!あんまり触られると反応するだろ、バカ!」
智「ずっと我慢してんだぞ!触らせろや」

何、堂々と恥ずかしいこと言うだよ。
マジこの人の感情が…読めないよ…

ニノ「マジで普通に入らせろよ」
智「わかった。風呂上がったら、続きする」

マジで?俺、心の準備出来てない…、いや、そんな後生大事にするもんでもない…?
ヤバい、気持ちが整理できないし…

無言が余計緊張する…

智「なあ、まだ身体洗うの?」

あっ、ずっと身体洗ってるや。
ニノ「終わる、終わる」

普段からコンサートでも一緒に風呂に入るのに…なんで、緊張すんだろう…
バスタオルで身体を拭いて、大野さんの服を借りる。

ニノ「大野さんの匂いがする(笑)」
智「え、臭いの?」
ニノ「違う、なんかね…人工的匂いじゃないけど、優しい匂い」

微妙な顔してる。
あなたの優しい匂いは安心するよ…、恥ずかしいから言わないけど。

風呂場からキッチンに移動してきて、飲み物を探してると…

智「ビールある!飲む?」
ニノ「昼間から?」
智「休みだし、一本を分けて飲もうよ!」

そんな楽しい提案は喜んで!と二人で乾杯する。

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