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もしも願い 一つだけ叶うなら

第3章 発展

大野side

お風呂から上がって二人で1本のビールを分けて飲む。
二人で声揃うほど染みて美味しかった。

智・ニノ「「ああ…うまい!!」」
声が揃ったから二人で目が合い、笑い転げてしまう。

ニノ「すごい悪いことしてる気分しない?」
智「するね~、でも俺達、今日休みだもん」
ニノ「もう、ちょっと飲みたいところでやめるのもいいね」
智「昨日も飲み過ぎてるし、美味しく飲めるのはきっとここまでだな…」

飲み切ったので二人で部屋に戻ってきたけど、ニノが無口だな…
お互いにベッドの隣に座っているけど…体が触れるとビクっとさせた。
こっちまで緊張してくるじゃん。

なんかこっちばかり気持ちを押し付けてるのかな…
急ぐ必要なんてない、ゆっくりニノのペースで行こう。
ゆっくり抱きしめてみる…

智「ニノ…別に今日じゃなくてもいいよ。こうやって一緒にいれたらいいから…」
ニノ「でも…」
智「急いでないから…これからずっと一緒にいるし、いつでもできるよ。こんな緊張してたら俺も緊張する(笑)」

ニノ「でも…チャンスそんなないよ…」
智「別に最後までしなくても俺はいいよ。一緒にいれたらそれでいいもん」

俺の体をぎゅっと強く抱きしめてくる…
普段は素直じゃないのにやってることは可愛いんだよな。

智「ニノ…キスしてもいい?」
ニノ「聞くなよ…」

少し赤い顔でそんなこと言われたら…我慢できなくなるだろ…
ゆっくりと唇を合わせていく…久しぶりだからこっちも緊張するな。
目が合うと二人とも照れてしまう…

ニノ「なんか恥ずかしいね…」
智「ほんとだね…でもすごい気持ちいい」
ニノ「うん…」

また唇を合わせていくと…段々と深くなっていく…
舌を絡ませながら…唾液が交わる音が部屋に響いてく…
ゆっくりとベッドに押し倒していく、Tシャツの中に手を滑り込ませていく。

ニノ「あっ…」
体をビクッとさせて反応をさせている。

智「イヤ?…やめる??」

ニノ「いやじゃない…から…」
智「から…?」
その続きを言わせたくなってきた…

ニノ「言わすの?(笑)」
智「言え(笑)」

俺はこんなが言い合えることすら幸せだなって感じてしまう。その恥ずかしそうにしてる顔すら堪らないよ・・・

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