Liar Game 〜1×5〜
第5章 罠
松本「涼野くん、着いたよ。」
聖輝「はっはい…」
ついに来た…
二宮さんと会うんだ……
ガラガラ…
二宮「お疲れーっす。」
松本「お疲れ、遅くなってごめん。」
二宮「いえいえ、先いただいてますので。」
聖輝「……。」
にっ二宮さんだ……
松本「かず、涼野くん連れてきたから。」
二宮「どうも。」
聖輝「こっこんばんわ!はっ初めまして…じゃないですけど…よろしくお願いします!」
二宮「こちらこそ。」
今のところ、特に嫌っている風には見えない。
でも、内心では……
聖輝「……。」
松本「涼野くん?」
聖輝「…えっ?あっ、すっすみません!」
松本「どうしたの?今日すごいぼーっとしてるけど…」
聖輝「いっいえ、何でもないですよ!」
松本「そう…」
二宮「潤くん飲むの?」
松本「いや、今日車だから。」
二宮「えぇ〜つまんねぇの。」
松本「ごめんな。」
二宮「いいし、1人寂しくがぶがぶ飲むから。」
松本「飲み過ぎて潰れんなよ?」
二宮「へーい。」
松本「涼野くんは?カルピス?」
聖輝「えっ?あっはい、お願いします…」
松本「分かった、すいませーん!」
二宮「……。」
聖輝「……。」
僕に話しかけてこない…
やっぱり櫻井さんが言ってたことって……
松本「…お前らさ、何か会話しろよ。」
二宮「会話してるじゃない、あなたと。」
松本「じゃなくて!2人で何かしゃべれって。」
二宮「そう言われてもね…」
聖輝「……。」
ダメだ…あの言葉が気になってこっちから話しかけられない…
どうしよう…せっかく松本さんがセッティングしてくれたのに…