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Liar Game 〜1×5〜

第5章 罠



二宮「……。」


松本「ハァ…かずさ、先輩なんだから何か話しかけてやれよ!」


二宮「何かって何よ?」


松本「例えば…仕事はどう?とか…」


二宮「じゃあそれ。」


松本「お前なぁ…!!」


聖輝「あっしっ仕事ですか!えっと…大変ですけど楽しいですよ!」


松本「ハァ…マジでごめんね、面白くないよね…」


聖輝「いっいえ、そんなことないですよ…」


どうしよう…雰囲気最悪だ……


〜♪♪♪


松本「あれ?ちょっとごめん。」


ピッ


松本「はい、もしもし…」


聖輝「あっ…」


松本さんに着信があって、そのまま電話をしながら個室を出て行ってしまった。


二宮「……。」


聖輝「……。」


どうしよう…気まずすぎる……


しかもよりによって相手は僕を嫌っている人。


話しかけたとしてもまともな会話できないだろうし…


聖輝「……。」


二宮「……クスッ」


聖輝「えっ…?」


二宮「お前さ…翔ちゃんとどこまでいったの?」


聖輝「はっはい…?」


二宮「A?B?それともCまでやったの?」


聖輝「えっABC?えっと…」


二宮「Aはキス、Bはペッティング、Cはセックス。」


聖輝「ぺっ…えっ?」


ペッティングってなに…?


二宮「なに?お前ペッティング知らないの?」


聖輝「はっはい…」


二宮「ペッティングは相手の身体を触ること。例えば…こことか?」


ギュッ


聖輝「ひゃあっ?!なっ何するんですか?!」


二宮「ふふ、お前の小せぇな。」


聖輝「やっやめてください!!」


二宮「で?やったの?」


聖輝「すっする訳ないじゃないですか!!」


二宮「ふ〜ん、そう…」


なっ何なの…いきなり触ってきて…


怖い…!!


松本さん早く帰ってこないかなぁ…

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