Liar Game 〜1×5〜
第6章 秘密
櫻井「信用できない?」
聖輝「いえ、あの…二宮さんが変なこと言ってて…」
櫻井「変なこと?」
聖輝「…櫻井さんに…盗聴器…仕掛けられたって…」
櫻井「盗聴器?」
聖輝「はい…僕の目の前で盗聴器が入ったボールペンを折って…」
櫻井「何だよそれ…盗聴器なんて知らねぇよ!」
聖輝「僕も…まさか櫻井さんが盗聴器仕掛けるなんて…」
櫻井「大体何で俺がニノに盗聴器仕掛けなきゃいけないの?」
櫻井「それに盗聴器入りのボールペンなんて…どうやって手に入れるんだよ…」
聖輝「…違いますよね…?」
櫻井「えっ?」
聖輝「盗聴器…仕掛けたの…櫻井さんじゃないですよね…?」
櫻井「そんなことする訳ねぇだろ!!」
聖輝「信じて…いいですよね…?」
櫻井「もちろん。」
聖輝「…よかった……」
僕は再び櫻井さんに抱きついた。
櫻井「今日泊まってもいいかな?」
聖輝「はい…」
櫻井「ありがとう。」
聖輝「櫻井さん…僕…信じてますから……」
櫻井「うん……」
お互い見つめ合うと、どちらからでもなく、自然と唇が重なった。