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Liar Game 〜1×5〜

第8章 もうひとつの顔



大野「2ヶ月くらい前に、翔くんから涼野のことが気になるって相談受けて…最初はただ純粋に好きだと思って…応援してた。」


大野「男同士だから…なかなか理解できなかったけど…翔くんが選んだことだったから…素直に受け入れた。」


大野「でも…その好きって気持ちが…異常なんだよ!」


松本「異常…?」


大野「うん…涼野を振り向かせる為に…わざと自分の身体にキスマーク付けさせたり…」


松本「キスマーク…えっちょっと待って、どういうこと?」


大野「メンバーと涼野で飲みに行った時…涼野が夜這いしたように見せかける為に…翔くんにお願いされて…翔くんの身体にキスマーク付けた…」


松本「えっ…?!」


大野「それから…今度はニノを敵視するようになって…ニノに盗聴器仕掛けたりして…」


松本「盗聴器…?」


大野「そしていざ涼野が翔くんに依存しかけてる時になると…まったく相手にしなかったり…連絡も一切無視して…」


大野「とにかく!訳分からねぇんだよ!翔くんが何がしたいのか…まったく分からないんだよ…」


松本「……。」


大野「…俺は翔くんの協力者の立場にいるから、翔くんを説得するのは難しい…だから松潤!頼む…翔くんを止めてくれ!!」


松本「止めろって言われても……」


大野「お前しか頼めねぇんだよ!!」


松本「……。」


大野「頼む…!!」


俺は頭を下げた。


翔くんを助けられるのは松潤しかいない。


松潤に助けてもらわないと困る…

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