テキストサイズ

Liar Game 〜1×5〜

第8章 もうひとつの顔



大野「……。」


松本「大野さん…俺……」


松本「翔さんが許せないよ。」


大野「えっ?」


松本「亜希ちゃんって覚えてる?翔さんの彼女…」


大野「あっあぁ…何となく…」


松本「この間亜希ちゃんと久しぶりに会って…聞いたら…翔さんデートドタキャンばっかりしてるって…」


大野「ドタキャン?」


松本「うん…しかも偶然外で翔さんと会った時…胸にキスマークあったんだって…」


大野「キスマーク…」


松本「俺はてっきり涼野くんが関係してると思っていた。」


松本「涼野くんの耳の裏にもキスマークあったから…もしかしたら翔さんと関係してるのかもって…」


松本「でも…翔さんの身体に付いてるキスマーク…大野さんが付けたんだよね?」


大野「うっうん…」


松本「だったら涼野くんも…翔さんの被害者の1人なんだよね…」


大野「被害者?」


松本「だってそうだろ?涼野くんが夜這いしたように見せかける為にキスマーク捏造して…しかも今は連絡も無視…結局涼野くんを騙してるのと変わらない…」


松本「自分の都合で周りを振り回して…自作自演してまで…涼野くんや亜希ちゃんを傷つける翔さんが許せない…!!」


大野「松潤…」


松本「俺…協力するよ。」


大野「ほっ本当?!」


松本「涼野くんと亜希ちゃんを守る為に…翔さんと話す。」


松本「そして…ちゃんと2人に謝ってもらう…土下座させてでも!」


松本「いや、それじゃ甘いな…謹慎とかちょっとした処罰もあった方が」


大野「ちょっちょっと待った!」


松本「えっ?」


大野「俺は…翔くんに真面目に戻ってほしいんだよ。」


松本「は?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ