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Liar Game 〜1×5〜

第2章 きっかけ



次の日。


櫻井『さっぱりしたものが食べたい。』


お昼前、櫻井さんから連絡がきた。


聖輝「さっぱりしたものかぁ……」


光樹「ん?どうした?」


聖輝「いや、さっぱりした食べ物って何があるかなぁって思って…」


光樹「さっぱりした食べ物?何やねん急に…」


聖輝「あっいや、中学の友達からさっぱりした食べ物って何かないって連絡が来て…」


光樹「はぁ?変なLINE送ってくるねんな…」


ごめん、ウソ。


僕が櫻井さんの為にご飯を作ってあげることは親友の光樹くんにさえも内緒なの。


光樹「さっぱりした食べ物なぁ…冷しゃぶとか?」


聖輝「なるほど!冷しゃぶね!」


光樹「あとは…そうめん?」


聖輝「そうめんかぁ…うんうん。」


光樹「あっ!俺あれ食べたいな、えっと…あれ…」


聖輝「あれって?」


光樹「えっとな…坦々麺じゃなくて…あの…ほら!きゅうりとか乗ってる…」


聖輝「あっ!冷麺?」


光樹「そうそう!それ、俺はそれが食べたい!」


聖輝「冷麺かぁ…確かに今の季節ちょっと暑いから食べやすいよね!」


光樹「せやろ!冷麺ってボリュームあるけどさっぱりしてるから夏バテの時も結構食べれるねんよな!」


聖輝「うんうん!それ送ってみるね、ありがとう光樹くん!」


冷麺かぁ……


よしっ、今日のご飯は冷麺にしよ!

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