Liar Game 〜1×5〜
第2章 きっかけ
聖輝「よーし!作るぞ!」
スーパーで材料を買って、僕は料理を作り始めた。
冷麺だけじゃ寂しいから、ちょっとした和え物も作ることにした。
聖輝「えーっと…野菜を切って…」
僕は包丁を握り、野菜を細く切った。
料理が上手な人はほとんど均等な大きさに切れるんだけど……
聖輝「あっあらら…」
のっぽさんやぶっちょさん等、たくさんのきゅうりさんができてしまった。
聖輝「まっまぁまぁ、料理は愛情だから!」
その後も、僕はクックパッドを見ながら料理を作った。
聖輝「あとはお皿に盛り付けて……できた!!」
今日作った料理はトマト風味のさっぱり冷麺とナスとピーマンのピリ辛和え。
夏が近いから、さっぱり食べられるものだけじゃなくて、食が進むようにちょっとピリッと辛い食べ物を組み合わせてみた。
和え物なんて初めて作ったから…正直自信がない。
美味しくできてるかな…
聖輝「ん〜…櫻井さんから連絡がくるまで本でも読もっかな。」
僕は読書をしながら、櫻井さんから連絡がくるのを待った。
〜♪♪
聖輝「あっ!」
櫻井『今仕事終わったから、上野に向かうね。』
時計は19時50分。
予定よりちょっと早く終わったんだ。
聖輝「よしっ。」
僕は鞄を持って家を出た。