Liar Game 〜1×5〜
第9章 心情
〜二宮side〜
二宮「…ククッ…ふふふ……」
あの反抗的な態度。
見れば見るほどワクワクしてくる。
口では他に好きな人がいるって言ってたけど…
あれは単なる強がり。
本人が気づいてないところで依存しかけている…
かわいそうに。
よりによってあの悪魔に依存するなんて。
絶対ぐちゃぐちゃにされて捨てられる。
だからぐちゃぐちゃになる前に俺が拾う。
拾って…俺色に染めてぐちゃぐちゃにする。
あははっ!
想像しただけでゾクゾクする。
俺の中に秘められたサディズムが覚醒しかけている。
覚醒するまであともう少し……
二宮「ふふっ…」
ブーン……
ガチャッ
おっと、お迎えが来た。
俺はタクシーに乗って家まで帰った。