Liar Game 〜1×5〜
第10章 鎖
〜大野side〜
おいらは楽屋に取り残された。
みんな、気まずい雰囲気の中で帰って行った……
大野「ハァ…何でこんなことになったのかなぁ…」
今までだったら誰かと誰かが気まずくてもメンバーがフォローして、いつの間にか仲直りしていた。
それなのに……
大野「みんな…変わったな…」
ここ数日。
みんなの様子が少しずつ変わっていった。
年をとったからとかじゃなくて…
何かに取り憑かれているような…
とにかく悪い方向に変わっていってる。
早く何とかしないと『嵐』が消えてなくなる…
大野「あーあ…俺はどうすりゃいいんだ…」
俺はしばらく楽屋で1人考えた。