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Liar Game 〜1×5〜

第2章 きっかけ



聖輝「あっ、お腹空きましたよね?今用意しますからちょっと待っててくださいね。」


櫻井「うん、ありがとう。」


僕はさっき作ったご飯をテーブルに並べ、用意した。


櫻井「これは…?」


聖輝「えっと、さっぱりしたものが食べたいって言ってたので…トマト風味の冷麺とナスとピーマンのピリ辛和えを作ってみました。」


櫻井「うわ…めっちゃ美味そう…」


聖輝「あの、この和え物は初めて作ったので味に自信ないのですが…」


櫻井「じゃあ…いただきます。」


櫻井さんは冷麺を口に入れた。


ぱくっ


聖輝「どっどうですか?」


櫻井「…やばっ…めっちゃ美味い!」


聖輝「ほっ本当ですか?!」


櫻井「うん!トマト風味だからさっぱりしててすげぇ美味い!」


聖輝「わぁ〜よかった!」


櫻井「いやぁ…マジで美味いわ〜」


よかった…すごく美味しそうに食べてくれてる。


聖輝「あっあの、和え物の方も食べてみてください。」


櫻井「うん。」


ぱくっ


聖輝「どっどうですか…?」


櫻井「…これ……」


聖輝「えっ……」


もしかして…不味い?!


それとも…辛すぎた?!


聖輝「あっあの…」


櫻井「すっげぇ美味い!!」


聖輝「えっ?」


ぱくっぱくっ


櫻井「うん、美味い!!」


聖輝「ほっ本当ですか?!」


櫻井「うん!すげぇ食が進む!」


聖輝「よっよかったぁ〜…」


櫻井「これ初めて作ったんだよね?」


聖輝「はい、クックパッドを見て作りました。」


櫻井「へぇ〜これマジで美味いわ。」


聖輝「あっありがとうございます!」


よかった…喜んでくれて……


ぱくっ


聖輝「…んっ…かっ辛い…!!」


櫻井「えっ大丈夫?」


聖輝「すみません…僕辛いものがダメで…」


櫻井「あっそうなんだ…」


聖輝「…でも、美味しいです!」


櫻井「うん、これは美味いよ。他の人に作ってあげたりしたらびっくりすると思う。」


聖輝「本当ですか?じゃあレパートリーに入れちゃおっかな。」


櫻井「そうしなよ、これ本当美味いから。」


聖輝「えへへっじゃあレパートリーに登録!」


櫻井「あははっ。」


また一つ料理を覚えた。


自信なかったけど…櫻井さんの言葉を聞いて、不安から自信に変わった。

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