無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

〜聖輝side〜


光樹「聖輝、今週の日曜日って空いてる？」


聖輝「えっ？日曜日？」


光樹「おう、一緒にどっか出かけないかなって思って…」


聖輝「えぇ〜デートのお誘い？」


光樹「そう、デート。」


聖輝「んふふっ、いいよ。」


光樹「おっマジで？じゃあ久々にカラオケでも行きますか！」


聖輝「わぁ〜行く行く！」


光樹「涼野聖輝の生歌を聴かせてもらいます！」


聖輝「生歌って…自分の曲歌うのやだなぁ…」


光樹「いやいや、そこはノリノリで歌ってもらわないと！」


聖輝「えぇ…」


〜♪♪


光樹「スマホ鳴ってるぞ？」


聖輝「あっうん。」


櫻井『明日会えるの楽しみにしてる。』


聖輝「！！？」


光樹「どっどうした？」


聖輝「えっあっいや…なっ何でもない！」


光樹「そう…？」


聖輝「うん、あはは…」

びっくりした…

櫻井さんからいきなりこんなLINEが来るなんて…

聖輝「ふぅ……」


光樹「聖輝？」


聖輝「えっ？あっあの、空気が美味しいね！」


光樹「は？空気？」


聖輝「うん！ス〜…ハァ〜…」


光樹「？？？」

危ない危ない。

浮かれてることを光樹くんに気づかれるわけにはいかない。

光樹「そう言えばさ、俺の先輩なんだけどさ。」


聖輝「えっ？」


光樹「いや、彼女に2股かけられたらしくて…」


聖輝「2股…？」


光樹「しかも相手は既婚者。」


聖輝「えっ？！それって…不倫…？」


光樹「そう、最悪じゃね？」


聖輝「ひゃあ…不倫は相当傷つくよね…」


光樹「だよなぁ…浮気でも結構傷つくけどな。」


聖輝「浮気か…」


光樹「女って怖いねぇ〜」


聖輝「うん…そうだね…」


光樹「まぁ、お前も気をつけろよ。」


聖輝「うん……」


もし僕が浮気相手の立場だとしたら……


相手のパートナーのことをどう思うんだろう……