Liar Game 〜1×5〜
第10章 鎖
聖輝「…何で……?」
何で誰もいないの…?
ガチャッ
「あの…うるさくて眠れないんですけど…」
ガチャッ
「何かすごい音鳴ってましたけど…大丈夫でした?」
聖輝「あっあの…ごっごめんなさい!」
騒音に起こされた同じ階に住む人達が僕の部屋の前に集まってきた。
聖輝「すっすみません…ご迷惑おかけしました…」
「あの…大丈夫ですか…?」
「ピンポーンって音がしつこかったようですが…?」
聖輝「すいません…」
「もしかしてストーカーじゃないの?」
聖輝「えっ…?」
「あぁ、きみ有名だもんね。」
「一度警察行ってみた方がいいんじゃない?」
聖輝「はっはい…そうします…」
その日、僕は怖くて一睡もできなかった。