Liar Game 〜1×5〜
第11章 糸
〜二宮side〜
二宮「……。」
「どうした?かず…」
二宮「…ねぇ…赤の他人の為に3億って払える?」
「は?」
二宮「払える?」
「いやいや、家族でも難しいわ…」
二宮「だよね。」
「どうして?」
二宮「いえ、赤の他人の為に3億払ったバカがいるんですよ。」
「マジで…?」
二宮「放っといても何の被害も受けないのに…本当どこまでお人好しなのか。」
「それって特別な関係とかじゃないの?」
二宮「さぁ、特別って思ってるのはバカだけだと思うけどね。」
「でも……」
ギュッ
「俺はかずの為だったら何でもするよ?」
二宮「ふふっ、嘘ばっかり。」
「本当だって、俺はかず一筋だよ?」
二宮「妻子有りの人にそう言われてもね。」
「ははっ、そうだな。」
二宮「でも俺…いろんな人に抱かれてるから汚いよ…?」
「汚くないよ、むしろそれくらいがいい。」
「だって俺達…セフレだから。」
二宮「ふふっ、そうだったね…忘れてた。」
「かず……」
チュッ
二宮「んっ…クチュ…ふぁっん…」
「クチュ…クチュ…ちゅぱっ…かず……」
二宮「んっ…あぁっん……」
そろそろ受けも飽きてきた。
今度は俺が主導権を握る。
新しいおもちゃを相手に。