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〜櫻井side〜


櫻井「ねぇ智くん…」


大野「ん？」


櫻井「何であんなことしたの？」


大野「あんなこと？」


櫻井「3億、何で払ったの？」


大野「松潤を助けたかったから。」


櫻井「それだけ？」


大野「うん、それだけ。」


櫻井「…ハァ……」


大野「翔くん？」


櫻井「智くんって本当バカだよね。」


大野「バカ？」


櫻井「だってそうでしょ？赤の他人の為に3億も払うなんてさ…バカとしか言いようがないよ？」


大野「おいらにとって嵐は家族だよ。」


櫻井「家族？たった10数年間一緒にいただけなのに？」


大野「たったじゃねぇよ！おいらにとっては大切な時間だよ！」


櫻井「大切な時間ねぇ…」


大野「それに…翔くんのことも守りたかったから…」


櫻井「…優しいね…智くんって…」


大野「えっ？」


櫻井「本当に優しい…優しいよ……」


大野「翔くん……」


智くんは優しく俺の頭を撫でてくれる。


きっと内心喜んでるんだろうな。


メンバーの役に立てたこと。


メンバーに褒められたこと。


そして…


メンバーに頼りにされたことに。