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〜聖輝side〜


光樹「じゃあ、縁があれば映画の主演に選ばれるかもしれへんってこと？」


聖輝「うん！映画のプロデューサーさんが今度製作する純愛ラブストーリーの主役が僕にピッタリだって言ってたの！」


光樹「へぇ〜すごいやん！」


聖輝「もしこれが実現したら…僕も俳優デビュー……」


光樹「今よりもっと人気爆発するよな〜」


聖輝「ジャニーズの先輩達もたくさんお芝居してるからね、一歩近づけるね。」


光樹「せやなぁ…歌って踊れるだけの時代とちゃうもんな。」


聖輝「アイドルしながら俳優もこなす…カッコいいなぁ…」


光樹「実現したらの話やけどな。」


聖輝「うん…実際のところどうなるか分からないからね…」


光樹「まぁ、そのプロデューサーのことを信じて連絡を待つしかないな。」


聖輝「そうだね…」


〜♪♪♪


光樹「あぁ、ごめん。ちょっと出るわ。」


聖輝「うん。」


ピッ


光樹「もしもし？おぉ、お疲れ。」


聖輝「僕が俳優かぁ…」


アイドルになる前は芸能人になることさえ思ってもみなかった……


でも、僕は今…


テレビに映る側にいる。


聖輝「僕も徐々に芸能界に染まっていくんだなぁ…」


光樹「何に染まっていくって？」


聖輝「わぁっ？！びっくりした…電話終わったの？」


光樹「おう、ついさっきな。」


聖輝「そっか…いや、僕も仕事していくうちにどんどん芸能界に染まっていくんだなぁって思って。」


光樹「あぁ、なるほど。」


聖輝「今でも信じられないんだよね…僕が芸能人だなんて…」


光樹「俺も身近に芸能人がおるなんて信じられへんけどな。」


聖輝「だよね…」


光樹「まぁでも、今の仕事楽しいんやったらいけるところまでいったらええんちゃう？」


聖輝「…そうだね、うん！」


光樹「おっ、そろそろ次の講義行こうぜ。」


聖輝「うん！」