Liar Game 〜1×5〜
第13章 生け捕り
〜大野side〜
松本「大野さん!」
大野「おぉ、お疲れ。」
今日の夜、松潤と会う約束をしていた。
松本「ごめん、待った?」
大野「いや、そんなに。」
松本「寝てただろ?」
大野「バレた?」
松本「あなた…何処でも寝るんだね。」
大野「ははっ、眠気に勝てなかった。」
松本「ふふっ、大野さん見てると和むわ。」
大野「んふふ〜♪」
松本「えっと、注文してる?」
大野「ううん。」
松本「だろうな…じゃあ生2つと適当につまみ頼むか。」
そういうと、松潤は店員を呼んで注文をしてくれた。
さりげなくしてくれるところがカッコいいよなぁ…
松本「どうしたの?」
大野「あっいや、何でもない。」
どうやらおいら、松潤のことをじーっと見ていたようだ。
松本「…大野さん…何か肌白くない?」
大野「えっそう?」
松本「うん…この時期になると少しずつ黒くなっていってるけど…」
大野「あぁ…釣りに行けてないからかな〜」
松本「忙しいの?」
大野「まぁね…」
「失礼します!生2つです!」
松本「おっ、来た来た。」
大野「じゃあ今日もお疲れさんでした!」
「「カンパーイ!!」」
大野「ゴクゴク…はぁ〜っ!!」
松本「あぁ…美味っ!」
大野「やっぱり仕事終わりのビールは最高だな!」
松本「だよな〜…美味すぎる。」
大野「それに、松潤と飲むと更に美味さが増す!」
松本「あははっ、誰かと飲むお酒も格別に美味いよな。」
大野「おう!」
おいらは特に上機嫌だった。
だって、大好きなメンバーと大好きなお酒が飲めるなんて、幸せすぎる!
松本「ここの焼きそば、マジで美味いんだよね。」
大野「うん!美味い!」
松本「この味を家で再現しようとしてもできなくてさ〜」
大野「ふぅーん…何か隠し味入ってんじゃね?」
松本「やっぱそうかぁ…見つけたいんだけどなぁ〜」
大野「ふふっ、そう簡単には見つからないだろ。」
松本「だよな、この店の名物料理だからね。」
大野「あははっ!」
料理のことになると熱くなる。
そういうところも好きだなぁ…