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Liar Game 〜1×5〜

第3章 出逢い、そして再会



〜聖輝side〜


聖輝「…んっ……」


今何時だろう…


聖輝「よいしょっと……あれ?」


このベッド…僕の家のものじゃない…


あれ…ここは……?


聖輝「……あっ…」


そうだ…昨日終電逃したから、櫻井さんに無理言って泊めてもらったんだっけ…


櫻井さんは隣でぐっすり眠ってる。


聖輝「んんっ…えっと時計時計……あっ…」


壁時計を見ると8時10分。


聖輝「大学…間に合わないなぁ…」


でも、1限目選択科目だから…さぼってもいいや。


聖輝「ん〜…」


僕はベッドから起き上がって、顔を洗いに洗面所へ向かった。


バシャバシャ…


聖輝「…ふぅ……」


そういえば昨日…


櫻井さんに身体触られた…


そして…キスされた……


ファーストキス…奪われちゃった…


櫻井さんは酔っ払っていたから覚えていないと思うけど…


聖輝「…嫌…じゃなかった…」


どうしてだろう…


むしろ気持ちがよくて…もっと触ってほしいって思った僕がいた。


触ってほしいって、変態じゃなんだから……


僕…お酒飲んでないのに…何であんな気持ちになったんだろう…


不思議で仕方がなかった。


聖輝「ふわぁ……帰る用意しなきゃ…」


あっでも…朝食だけ作っておいてあげようかな。


僕は冷蔵庫を漁り、サンドイッチを作ってテーブルに置いた。


サンドイッチの横にメモを残し、僕は荷物をまとめて家を出た。


聖輝「ハァ…朝帰りかぁ……」


家帰ったらシャワー浴びないとね。


あと、洋服も着替えないと。


2限目…間に合うかな。

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