Liar Game 〜1×5〜
第4章 疑惑の印
家に着いて、櫻井さんの部屋に上がる。
その間はお互いに無言。
あまりにも静かすぎる異様な雰囲気が部屋中漂っていた。
聖輝「……。」
櫻井「……。」
「「……。」」
ゔぅっ…この空気気まずすぎる…
よし、ここは思いきって…
聖輝「あっあの、櫻井さん!」
櫻井「えっ?」
聖輝「あの…ぼっ僕に聞きたいことって…何ですか?」
櫻井「……。」
聖輝「櫻井…さん?」
櫻井「……涼野くん……」
聖輝「はっはい…」
櫻井「……これ…見てくれる…?」
聖輝「えっ?」
そういうと、櫻井さんは上の服を脱ぎ捨てた。
バサッ
櫻井「涼野くん…これ……きみが付けたんだよね…?」
聖輝「えっ?……えっ…?!」
何あれ……
僕は言葉を失った。
僕が見た櫻井さんの身体には……
至るところに無数の赤い痕が広がっていた。
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