Liar Game 〜1×5〜
第4章 疑惑の印
仕事が終わって、俺はあるメンバーの家に向かっていた。
他愛のないLINEを続けていたら宅飲みしよって話になってね。
ピンポーン
ガチャッ
二宮「んふふ、翔ちゃんいらっしゃい。」
櫻井「遅くなってごめん。」
二宮「いいえ、上がってください。」
櫻井「お邪魔しまーす。」
俺はニノの家に上がり込んだ。
二宮「ふふ、お先で〜す。」
櫻井「あれ?もう飲んでたの?」
二宮「退屈だったんで。」
櫻井「そうだったんだ、これつまみ。」
二宮「あら、すみませんね。」
櫻井「じゃあ俺もビール飲もっかな。」
二宮「どうぞ。」
櫻井「サンキュ。」
二宮「よーし!カンパーイ!」
櫻井「お疲れっ!」
二宮「ゴクゴク…ぷはぁっ!」
櫻井「あぁ〜美味い!!」
二宮「ふふ、いい飲みっぷりですね。」
櫻井「いやぁ…最近ストレス溜まりまくりだからさ…飲まなきゃやってらんねぇし。」
二宮「ですよね〜俺も同じです。」
櫻井「だよなぁ…ハァ…」
二宮「悩みがあるんだったらニノちゃん聞いてあげますよ?」
櫻井「本当に?」
二宮「えぇ、言える範囲で構いませんよ。」
櫻井「言える範囲か…」
まぁ、ニノには言っていいか。
櫻井「実はさ…涼野くんいるでしょ?あの子…ちょっと変わってるんだよね。」
二宮「と言いますと?」
櫻井「この間メンバーと涼野くんでメシ行ったじゃん?その時俺すっげぇ酔っててさ、涼野くんに家までついてきてもらったんだけど…」
櫻井「朝起きたらさ……」
二宮「朝起きたら?」
櫻井「……こんな状態になってた。」
俺はシャツを脱ぎ、ニノにキスマークだらけの身体を見せた。