問題児とオタク少女
第7章 新たに登場!恋敵?!
璃子side
「え?!ちょっと!どういう事?!」
「言った通りのことだ!」
え。
だいぶ…
やばい。
結構やばい。
今、谷村に聞かされた事。
それは、海崎 光がみゆ子の事を好きだという事。
そして、谷村にはまだ言っていなかったが、私はみゆ子が海崎を大好きな事くらい、とっくの昔に知ってる。
あえて、谷村には言っていなかった。
でも…
「た、谷村…。ちょっと隠してた事がある。」
「んだよ。さっさと言えよ。どーせ、しょーもねぇ話なんだろうけ「みゆ子は…!」…は?」
「っみゆ子は…!海崎の事…好きなんだよ…」
両想いなんだよ…
と、付け足すと、静寂が訪れた。
「へ、へぇ。あ、そう。…そうだよなーはは…幼馴染らしいじゃん!そりゃ、仲良いだろーな!」
無理して谷村が声を出す。
全く。
振り絞ったのがバレバレだよ。
もっと、隠さないとだめじゃんもう。
でも、この静寂を打ち破ったのはあの女。
「どうしたの…?璃子ちゃんに…悠太。」
「あ…富士崎さん。」
「ねえ、悠太!今日はちゃんとノート書いてきたぁ?」
なんなのよ!その喋り方は…
女子とは…男子の前で人格が変わる生き物である。(あくまでも、璃子の意見である。)
「あ!忘れてた。やべーよ汗」
「もぅー!しょうがないなぁ!…はい!写していいよぉ!」
「おぉ、サンキュ」
二人が立ち去っていく。
「ま、待っ…」
声をかけようとするが、それはある人物の手で…いや、目で止められた。
その目は、真っ黒で、吸い込まれそうな独特な瞳だった。
真衣side
彼女には悪いと思うわ。
でも、しょうがないと思ってね。
彼に近づいたあなたが悪いのよ。
「ねえ、富士崎真衣。ほんとにこれでいいのか?」
ある男が言う。
「何を言っているの?良いに決まってるでしょう?」
すると、彼はうーん…と不満そうに唸っていたが、やれやれというように首を振り、こう言った。
「そろそろめんどくさくなってきたんだけどなー、弟にも迷惑かけてるし。別に僕は、美優のこと好きじゃな
いしさ。あ!もちろん嫌いじゃないけどね?」
「そこは迷惑かけてると思ってる。すまないね。でも、大事な幼馴染に何かあったら…嫌でしょ?」
私は不気味にニヤリ、と笑った。
「え?!ちょっと!どういう事?!」
「言った通りのことだ!」
え。
だいぶ…
やばい。
結構やばい。
今、谷村に聞かされた事。
それは、海崎 光がみゆ子の事を好きだという事。
そして、谷村にはまだ言っていなかったが、私はみゆ子が海崎を大好きな事くらい、とっくの昔に知ってる。
あえて、谷村には言っていなかった。
でも…
「た、谷村…。ちょっと隠してた事がある。」
「んだよ。さっさと言えよ。どーせ、しょーもねぇ話なんだろうけ「みゆ子は…!」…は?」
「っみゆ子は…!海崎の事…好きなんだよ…」
両想いなんだよ…
と、付け足すと、静寂が訪れた。
「へ、へぇ。あ、そう。…そうだよなーはは…幼馴染らしいじゃん!そりゃ、仲良いだろーな!」
無理して谷村が声を出す。
全く。
振り絞ったのがバレバレだよ。
もっと、隠さないとだめじゃんもう。
でも、この静寂を打ち破ったのはあの女。
「どうしたの…?璃子ちゃんに…悠太。」
「あ…富士崎さん。」
「ねえ、悠太!今日はちゃんとノート書いてきたぁ?」
なんなのよ!その喋り方は…
女子とは…男子の前で人格が変わる生き物である。(あくまでも、璃子の意見である。)
「あ!忘れてた。やべーよ汗」
「もぅー!しょうがないなぁ!…はい!写していいよぉ!」
「おぉ、サンキュ」
二人が立ち去っていく。
「ま、待っ…」
声をかけようとするが、それはある人物の手で…いや、目で止められた。
その目は、真っ黒で、吸い込まれそうな独特な瞳だった。
真衣side
彼女には悪いと思うわ。
でも、しょうがないと思ってね。
彼に近づいたあなたが悪いのよ。
「ねえ、富士崎真衣。ほんとにこれでいいのか?」
ある男が言う。
「何を言っているの?良いに決まってるでしょう?」
すると、彼はうーん…と不満そうに唸っていたが、やれやれというように首を振り、こう言った。
「そろそろめんどくさくなってきたんだけどなー、弟にも迷惑かけてるし。別に僕は、美優のこと好きじゃな
いしさ。あ!もちろん嫌いじゃないけどね?」
「そこは迷惑かけてると思ってる。すまないね。でも、大事な幼馴染に何かあったら…嫌でしょ?」
私は不気味にニヤリ、と笑った。