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問題児とオタク少女

第7章 新たに登場!恋敵?!

光side

「で?次はどうすればいいわけ?」

僕が言う。

「そろそろ告白…はどう?」

彼女はジロリと僕を睨む。

「…分かったよ」

僕にはそう言う権利しか無かった。





美優side

「僕さぁ、美優の事好きみたい。付き合ってよ。」

大好きなひかりんに言われた。

すごい嬉しかった。

…でもね。

「ひかりん…!すごい嬉しい!ありがとう〜!…だけど、付き合えない。」

これまで気づいていなかった。

いや、わざと目を背けていたのかもしれない。

これからは向き合おう。

ーあいつに。

「私…好きな人がいるみたいっ!!」

私は、満面の笑みでこう言った。






谷村side

やっぱり…諦めらんねぇ。

さっちゃん。

あ!

海崎…

「なあ!海崎!ちょっと話いーか?」

「うん!いいよー!じゃあ、渡り廊下行こっかー」

こいつ、爽やか過ぎんだろ。

そりゃさっちゃんが惚れるわけだ。

さて、本題に入ろう。

「なあ海崎。お前…佐々木美優の事好きなのか?」

ストレートにぶち込んだ。

「…好きだよ。」

そうなのか。

改めて知るとちょっと辛ぇ。

「幼馴染として…ね?」

「どっちだよっ!」

こんなこいつに内心イライラしつつも、どうにか平静を保った。

「恋愛感情じゃない。もういっそ言っちゃうよ?谷村にだけに。僕さ…脅されてる。富士崎真衣に。」

その時、俺の怒りがピークに達した。

「はあぁ?!それどういうこったぁ!?詳しく教えろぉ!!」

危うく殴りかかるところだった。

「あ!待って!怖いっ!い、いや、あんま言うとさ、僕が口軽いみたいになっちゃうけど…ま、いっか!オッケー!教えるよー!実は、富士崎真衣が佐々木美優に告白しろって言ってきて…」

「それでどうしたぁっ?!どうなったぁ!?」

絶対オッケーしてる。

あいつ…

「振られた。ちょっとショックだったかなぁ。好きな人がいるんだってさ!」

…!!

まるで希望の光が差し込んだようだった。




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