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問題児とオタク少女

第2章 自己紹介で始まった?!

ある日の5時間目。

自己紹介をスピーチで発表する時間だった。

私は昔からそういうのが苦手でずっと拒んできたが、これは全員が発表しなければならないらしい。

私にとってそれは死刑宣告以外の何物でも無い。

(みゆこ!こういうの苦手だったよね??)

右斜め後ろを向くと心配そうな顔つきで見ている璃子の姿が目に入った。

(まあね。でも。まあ大丈夫!)

そういうと璃子はまたニーっと笑った。

璃子、その顔は私以外にしちゃダメだよ!

きゅん死にしちゃいそう!なんて…冗談だよ!?

ーこの会話を谷村がこっそり聞いていたことに私は全く気付いていなかった

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