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花音学園腐男子恋愛日常-後編-

第5章 ~鮮血の最終曲(フィナーレ)~

ふん、白々しいほどの演技だな。

「じゃあ、代わりに返しといてくれるか?」

俺は、黒い袋の中に手を突っ込む。

「わかりました」

真は、俺に手を差し出す。

「な~んてな」

「?」

俺は、袋の中から催眠スプレーを取り出して、真の目に噴射する。

「ぐあああああアアアアアッ!?」

両目を両手で押さえながら、激痛で叫ぶ真。

「嘘だよ
さっき、電話で歩からお前との事情を聞いて来たんだよ」

「なに…。」

「ふッ!」

「んぐぁッ!?」

俺の金的蹴りを食らい、真はその場にうずくまる。

「そんじゃあ、お邪魔するぞ」

◇日向家1階・玄関◇

「歩!!」

「研磨君!!」

家の中に入って叫ぶと、2階から歩が駆け下りて来た。

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