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花音学園完結物語

第6章 ~蘇る夏の海のトラウマ~

その時、ちょうど天候が急に怪しくなって波も慌しくなりだした。

「夏海先輩、いったいどうしたんすか?」

「今朝から、様子がおかしかったですけど」

「夏海先輩、何か悩みがあるなら僕達に話して下さいよ」

珊瑚と照明と光輝は、元気をなくした夏海さんに話しかける。

「ゴメン、何でもないから…。」

それでも、夏海さんは本当の事を言おうとしない。

「夏海さん、本当は何か悩んでるんじゃないんすか?」

「ッ…。」

やっぱり、何か悩みがあるんすね…。

「本当にゴメン…。
少し休めば、大じょ―――――」

「きゃあぁあああ!!」

「「「「「「ッ!?」」」」」」

突然の女性の悲鳴に、俺達は悲鳴が聞こえた方へ振り向く。

-夏海視点-

「拓也(たくや)~!!」

「あれは!?」

悲鳴が聞こえた方へ振り向くと、波が荒くなった海で小さい男の子が溺れていた。

「ママ~!!(泣)」

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