
大切な人へ
第3章 気付き
翌日、教室は以前よりもにぎやかだ。
我が校の体育祭を早い時期にするのは
こんな効果も期待されてのことだった
『おはよ!』 「「おはよ~」」
珍しく私より早く来ていたメンズに挨拶する
『どうしたの?今日早いね~』
「ちょっと聞きたいことあって…」
上田くんが私に?と 思って聞くと
「渡辺さんって彼氏いるのかな?」
あぁ… 笑
今はいないと伝えると喜んでいる2人
『どっちが告白するの?』
小声で聞いた瞬間__
「おはよ~♪」
天使の登場でこの話しは強制終了__
まさか2人とも⁉ 1人で不安になる…
