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大切な人へ

第19章 Xmas あなたは私にとって大切な人


その後は綺麗なレストランにきた
予約してくれてたんだって

そこは少し暗くてお酒を飲んでる人も多くて
場違いな私をつれた先生に申し訳ないよ

『こんな素敵なとこ...私浮いてませんか?』

「全然?今日大人っぽいし綺麗だから
泣かなければ大丈夫だよ」

耳打ちでそんなこと言われて...
私は真っ赤だっただろうな 恥ずかしい

コースのお料理はどれもおいしくて
暗くなっていく外の夜景が綺麗で...


『今日は本当に夢みたいでした
Xmasにデートって憧れてたけど想像以上すぎで』

微笑む彼と車へ手を繋いで歩いていく...
ずっと今日が続けばいいのにな

幸せと真逆の感情はいつも消えてくれない
こんな時でも全部忘れるなんてできない


車に近づくと彼は後ろのドアを開けて
メリークリスマスってプレゼントをくれた

うるうるしてしまう私に
開けてからにしてって車に乗った


開ける前に私もプレゼントを出した

今日会えるかも決まってない時から用意してた
先生への感謝のつまったプレゼント

『私からもメリークリスマス!』

びっくりした顔でありがとうって言ってた
意外だったの?ごまかしてるけどわかるよ 笑



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