
大切な人へ
第22章 冬休み
今日のイベントは22時からで20時から4人でご飯
『7時半くらいに出ようか?』
そう言って次は地理の課題を一緒に進める
私もまだ終わってなかったので教科書を
一緒に見ながら進めていく
『そこ漢字違ってる...』
「ん?これ?」
至近距離で目がばっちり合ってしまった...
慌てて下を向いて教科書を指さす
何ドキドキしてるの
顔赤くないかな...
彼は気にしてなさそうで、また課題を進める
そのうち私も落ち着いてた
_____________
「あーごめん!休憩!」
『進んだね~!お疲れさま』
そう言って横になったのはもう窓から夕日が入る頃で
彼を見ると目を閉じていてぐったり...
『まだ時間あるしちょっと寝る?7時に起こすよ』
「あーわり...そうする」
ベットに横になってすぐ寝息が聞こえ始めた
私はその後も課題を進めていって7時前___
『井川くん起きて!7時だよ?ねぇ!』
......起きない どうしよう
少し前から声をかけても軽くゆすっても起きない
でももう起きないと着替えもあるし...
片足をベットの縁に置いて両肩を掴んで揺すり叫ぶ
『起きてーーー!!』
「うるせぇ...」 なんだと~!?
『井川くん起きなきゃ!7時過ぎちゃった!』
少し開いた目にそう言うと
ん~って大きく伸びをする
『わぁっ‼』
まだ肩に手をかけたままだった私はバランスを崩す
イタタ...鼻打った...
「...どいて」
耳もとのかなり近くで聞こえる彼の声に飛び起きる
私は彼の胸の上に倒れていて
彼は私に触れないように手をあげていた...
「押し倒されちゃった?えっち」
『井川くんが起きないからでしょ!早く着替えて!』
ふっと笑った井川くんにそんなことを言われて
バタバタとそこから離れた
