大切な人へ
第4章 約束
『たまに…送ってもいいですか?』
「ん~…本当返事遅いよ?」
『来るまで送ります』
「 …… 。」
『うそ。でもたまに返事下さい』
「はい 笑」
うつむいたままの会話 終了。
その後は気を取りなおして勉強会をした。
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日も沈み始めて帰る準備をする。
「遅くなって大丈夫だった?」
『私は大丈夫です。
先生も付き合わせてごめんなさい』
「俺は1人だから 家の人心配してない?」
『私も1人ですから』
廊下を2人で歩きながら話す
この少しの間が彼の驚きを示している
理由は聞かないでほしいな…
「帰りは自転車?」
『…はい 』
「じゃぁ送れないね」 __‼
『やっぱり歩きです!』
「何それ 笑 送ってほしいの?」
『ふふっ 歩きなら送ってくれたんですか?』
「暗かったら危ないからね」
『じゃ今度は歩いてこよっ♪』
彼はクスクス笑って下まで着いてきてくれた
「気をつけて!真っ直ぐ帰れよー!」
大きな声を出す彼に手を降って 別れた
優しい優しい先生
大好きです