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大切な人へ

第29章 何があったの?


『2人って大丈夫だよね?』

うまくいったと思うけどちょっと心配だった
あれだけ仲が良くてもこんなことがあるんだって驚いた

「大丈夫だろ。2人は相性いいと思う」

そうだね...
2人の話ししてる時も優しい顔するよね
私だけじゃなくてみんなにも優しいよ 井川くんは



『私が紗羅と同じことしたら
井川くんは許してくれる?』
「...その前に相手見つけてぶん殴ってる」

...... 。
絶対そんなウソはつきません


「まっ。そんな不満持てないくらい抱くから」
『ふふっ 笑 私も何か愛情表現考えようかな』

美優は顔見たらわかるから大丈夫って言われちゃった
私そんなに顔に出てるのかなぁ...


__________

「美優!昨日はありがとう~!」
『うぅん!良かったね2人とも!』

晴れやかな紗羅の顔を見ると仲直りできたのがわかって
朝からハグハグしてあいさつした



4人でお昼を食べて話している時

「美優って恋愛経験少ないって思ってたけど
あんなに愛を語ってくれると思わなかったよ」

ふふって笑って紗羅がそう言った
愛を語ってたかな...昨日は夢中で話してたから

でもちょっと前ならあんなこと出来なかったと思う
先生や井川くんとの事があったからだね...


「井川くんに大事にされてるからかな?」
『うん!そうだと思う』

ラブラブだね~って私たちはキャッキャしてた

「多分ね私も2人にやきもち焼いてたの
美優は付き合う前からすっごく大事にされてたし
井川くんってストレートだから 笑」

私たちに紗羅たちがやきもち⁉
っていうか本人の前で言われると恥ずかしい...

『私も2人がずっと羨ましかったよ?
上田くんっていつも優しいし甘えさせてくれそうで』


みんな無いものねだりだったんだね
でも唯一そうじゃなかったのは井川くんなのかも...

2人を温かく見守ってるし
まっすぐ私のことを見てくれて受け止めてくれるよね


『でも私は井川くんが好きだよ!
井川くんの彼女で嬉しいっ!』

向かいに座る彼はちょっとびっくりした顔をして
口元を隠して...照れてました 笑



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