
大切な人へ
第30章 夏への日常
『本当に綺麗だね...気持ちいい』
何もまとっていない上半身の上で彼を感じる
「それ普通男のセリフだろ...」
彼も感じてくれているらしい少しトロンとした表情で
私の頭を撫でてくれる
『下...脱いで?』
「美優エロい顔してる...」
ふっと笑って起き上がった彼にキスされた
こんなに近くで彼のものを見たのも初めてで
ドキドキしながら愛していく
気持ちいいところって人によって違うんだよね?
井川くんのいいところってどこ?
丁寧に舌を這わせて刺激しながら彼の反応を見る
声は全然出さなくて甘い息遣いだけが響く...
ある場所をちゅって吸うとピクンって体が動いた
ここなの?そこをいっぱい舐めて他を手で触れる...
『ここ気持ちいい?どうしてほしい?』
「気持ちいい...もう入れたい」
少し切なそうな表情にドキッとした
うんって言ったらゴムをつけてくれる
俺もするって私の下着を脱がせて
そこに触るとクチュって音がした
「...もうこんな濡れてるんだけど」
クチュクチュと音をたてる様に触って
またあの顔で見つめられる...
「エロい美優好き」
クスッと笑って私を寝かそうとする彼を制止する
『させてって言ったでしょ?井川くんが寝て』
まじで?って言ってる彼を押さえてまたがった
でも入れられるかな...
