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大切な人へ

第32章 ピンチ


「とりあえず2人ともちゃんと食べて?
特別に今からここで食べていいから」

先生の言葉に素直に従った
授業さぼったってことだよね 井川くんまで...


お弁当を彼が取りに行ってくれてる間に
先生が教えてくれた。井川くんがすごく焦って
私をつれてきたこと

貧血かも?って先生が言ったら彼は私の下着を
下ろそうとしたらしい...ありえないやめてよ

でもそれだけ心配してくれてるんだから
彼に甘えたら?って言われた



「とりあえず今日はうちにこい。もう母親に言ったし
お前がくるの嬉しいって言ってたから気にすんな」

『ありがとう...お世話になります』


そうだ...

付き合うようになってからお母さんに会うの初めてだ

ちゃんと報告しなきゃ



放課後になって井川くんは部活に行った

私も早く行きすぎるのも悪いし一度帰って

食事の用意を手伝えそうな時間に

井川くんの家に行った


「いらっしゃい!久しぶりね!あがってあがって」
『すみません急に...ご迷惑でしたよね?』

お母さんはにこにこで全然気にしていない...
というか喜んで迎えてくれた

一緒に食事を作りたいって言ったら
もっと喜んでくれて...今回の理由を聞かなかった


『井川くんに聞きましたか?食費の話し...』

「うん聞いたわ!すごいわねー!」

『...え?』

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