
大切な人へ
第38章 音楽に溢れた文化祭
この出来事と同時進行だったのが
文化祭の準備 ということは...
「『じゃんけん....ポンッ!』」
美女コンの出場を紗羅と私で
なすりつけ合いのじゃんけんだ‼
「じゃ美優頑張って!今度は優勝だ!」
私昔からじゃんけん弱いんだよね...
「1位なら景品豪華だから頑張れ~」
その担任の言葉に結構やる気出ましたよ 笑
2位の時は綺麗なボールペンと図書券5千円分
1位なら図書券は1万円⁉商品もいいらしい
確かにそれはほしい...
参考書って高いし辞書も古くなってるし よし!
まずは写真撮影
去年と同じでこれが一番大事かもしれないポイント
でもこれが飾られることを思うと引きつるな...
「藍野さん...かなり不自然だよ?笑って?」
実行委員の男の子にも苦笑された
なんか普段どう笑ってたか忘れちゃったかも
「俺じゃ恥ずかしい?カメラマン誰かに代わろうか...」
彼がキョロキョロしてると
こんな時も神様の意地悪が起こった...
「あ...鈴木先生とかは? 先生っ‼」
中庭から見える廊下を科学室に向かって歩いていた
先生に声がかかってしまった...
余計笑えないかも...
