
大切な人へ
第39章 気付けなかった
もう先生を過去にしたいって泣いてしまった私に
そうなるまで待つから大丈夫って謝る彼
なんで私はいつもこうなの
好きな人には笑っていてほしいのに...
なんでいつも...許してくれるの
彼はその後少し...少しだけ前の様に戻った
受験の秋
推薦入試が始まっていく
上田くんはコンピューターデザイン科に
紗羅はブライダルプランナーになる夢を叶えるため
経営科に推薦で合格を決めた
別の進路だけど2人の学校は割と近くだ
4人でお祝いをしたね
井川くんは野球を続けたいっていうのを一番にして
学業では体育の先生になることを目標にしてる
3年生になった彼は成績も順調なことから
私の目指すH大に志望を変えた
ランクアップなので周りにも反対の意見は無く
ここも野球が強いため彼も本気で勉強してきた
彼も私と同じところがいいからって頑張ってくれてる
私も合格圏内と言われているが免除確実にするためにも
追い込みをかけている
プライベートは色々あるけど
勉強の方は順調
そう思ってたのに...
そう言ってたでしょ?
どうして今更っ____
