
大切な人へ
第62章 知っていく
晄人さんは謝ってたけど
母は本当に何とも思ってないようだった
「鈴木さんは真面目そうだし、美優からなんでしょ?」
『うん...すごく困らせたし迷惑かけた』
実際私が告白しなければ絶対何もなかったもんね
晄人さんはそれくらい真面目だもん...
今度は私と母が晄人さんにペコペコ謝ってた 笑
「だから何も気にしないで下さいね
わざわざお越し頂いてありがとうございました」
母は昔からそうだ...
私を信用してくれてなんでも受け入れてくれる
やっぱり私、お母さんみたいになりたいな__
帰りにお父さんのお墓参りも一緒にきてくれた
『2人に紹介できてよかった
隆之さんは気をつかって一瞬だったけど 笑』
「美優が愛されて育ったってわかるよ。でも
寛大は人だな...美優のお母さんって」
母と私にはかなわないって笑ってた
彼は殴られる覚悟で来ていたらしい...
それ以上も覚悟してたって言ってた
それ以上って____
