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大切な人へ

第8章 いらっしゃいませ


「さぁ…どう?足」



…忘れてた 笑
グルーっと回してみる

『すごい!ほとんどわからないです!』

よかったと笑って彼は時計を見る


「もう10時過ぎか…腹へったな」

『明日はお休みですか?』

「うん。」

『作るの待ってもらえたら
ご飯食べていきませんか?今日のお礼です』

「んー…
じゃお言葉に甘えようかな!」


車からおりてうちに2人で並んで歩く

『オムライスでいいですか?』

「やった~!オムライス好き!」

__なんか急に可愛いんですけど 笑


『嫌いなものありますか?』

「ほうれん草とピクルス」

子供みたいで笑ってしまう

「藍野さんの嫌いなものは?」

『ありません』

「大人ですね」


2人で笑っている間にすぐ着く距離だ


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