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飴と鞭と甘いワナ

第2章 scene Ⅱ

いやいやいやいや
アイツならやりかねない。

『サプライズ!!』
なんて見計らって
メッセしてきそうだもんな。

したり顔のニノ。

そんなサプライズ要らない。
……つか、むしろ嫌な予感しかない。

ニノ!
オマエってヤツはいつからそんな薄情なオトコに……って、開いてる?

ブツブツ言いながらガチャガチャ回したノブは意外にもアッサリopen。

"ひらけ ゴマ"的にゆっくり開けた隙間からムッとした熱気が顔面を直撃した。

「ワプッ」

恐る恐る覗いた
薄暗いstaff-roomのど真ン中。

腕組みして
すっくと立ってる人影。

「ギャッ!エスターク」

途端に頭を叩(はた)かれた。

N「だーれーがー エスタークなんだよ」

"ったく"
独り言ちるニノ。

N「薄情なオトコで悪うござんしたね」

ケッと悪たれをついて膨れっ面。

うわぁ…聞こえちゃってたか。

N「聞こえてました」

エスパー ニノ降臨。

ジロリと睨み返してくるのが超怖ぇ。

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