
飴と鞭と甘いワナ
第7章 episode 2
「まるで釣り上げられた魚だね」
仰け反った背中を相葉さんの舌がツゥーと上から下から舐めて
「" 俎上の鯉 "…カズ…大人しく俺に…」
"…料理されな?"
後ろから外耳を食みながら鼓膜へ低い声が流れ込んでくる。
「俺が美味しく一欠片も残さず食ってやっから…」
"…オラよ!!"
ズンと奥を突く欲熱。
「やぁん…」
慎みのない甲高い声が出た。
もう恥じらいも はにかみもかなぐり捨てさせられる その衝撃。
容赦ない律動にテーブルが頼りなく軋む。
「あ…うっ……あぁっ…」
テーブルにガクガクしがみつくのがやっとの俺。
好きなように揺さぶり、掻き回され、突かれて
「好いか?此処が好きだろ?」
エロヴォイスと一緒に前をキツく擦り上げられ、一気に射精へと追い込まれてく。
「………あ……あ」
彼自身と俺の粘膜がヌチャと擦れて、こそばゆい摩擦熱が俺の精子を奥から連れ出そうとする。
「あ……イク……イって……い?……イク イク……イ……あぁっ」
内腿が震えて。
ケツの筋肉がブルった。
相葉さんも呻いて。
爪先が滴った精液で染まり、俺の深奥も相葉さんの精に濡れた。
