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飴と鞭と甘いワナ

第7章 episode 2



叩き返した手をジッて見てた相葉さん。

おもむろに屈むと俺の膝裏に右腕を差し込み、背中から脇下に左腕を回すと一瞬で俺を抱き上げた。

予見してなかった姫抱きに俺は暴れるより先に相葉さんの首根っこに齧り付いた。

「……ベッドでヤろう」

"もっと犯してやるよ"
しがみつく俺に甘く淫らな囁き。

ハスキーな低い声が鼓膜からレイプしてく。

奥のベッドルームのドアが開くと漂うベルガモットの香りは彼のお気になeau de toilette。

丁寧にベッドメイクされたリネンの上に乱暴に落とされ、次のラウンドが始まる。

睨もうと見上げる前に組み敷かれ、クレームを言おうとした口はキスで塞がれた。

「ンッ…止めっ……ちょっ待っ…あ……はぁ…ン」

口ン中、根刮ぎねぶられて息が継げない。

もう厳戒ってトコで足をバタつかせ、背中を両手の拳でどやした。

何をそんな責付く?。

疚しいコトがあるから?

だったら敢えて聞いてやンよ。

「ねぇ………まーくん?」

ようやく離れた口唇の隙間から甘く彼を呼んだ。

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