
飴と鞭と甘いワナ
第7章 episode 2
オニだったかと思えば変わり身早く逃げるし。
追えば見せかけの逃げる素振り…行き着く先は自宅って…まるで頭隠して尻隠さず的な。
ぬけぬけと近づけばオニはオスになってて。
どこのどんなキーを押したらそんな変換になったのか。
そのオスにあっさり懐柔、好いようにされっ放しな俺。
「ぃやぁ…んっ」
俯せて腰を持ち上げられ 突っ込まれたのは何ラウンド目?
俺は大概好き者だけど…相葉さん、こんな好色漢だっけ?
「カズ…」
不意に後ろから耳の付け根をねぶられる触感に
「ヒィアッ!」
仰け反るのと一緒にケツの穴を締めてしまう。
「ぅぐ……イイよ…」
狭い淫壁を奥へガツガツ穿たれ、貪られる。
何度も啼き、幾度も勃って 何回も吐く。
その度に
「オマエには俺だけ…」
"…思い知った?"
もう誘導なんだか、洗脳なんだか、刷り込み?催眠?もうその手の言葉が頭ン中を行ったり来たり。
とどのつまり 頭の天辺から足の爪先まで、何処をどう切り出しても、俺の中身は相葉さんに支配され、満ちてるってコトだけは事実明白。
身体の細部まで とことん刻み付けられた。
