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飴と鞭と甘いワナ

第3章 scene Ⅲ


「雅紀?」

まだ?指で突くなって。

其処彼処がムズムズするから。

「……俺とデートしてよ」

お願いってそんなコト?

とにかく今はイキたい。

イカして貰えンなら、とコクコク頷く。

ニノは丸い先をネロンとねぶってくれたけど。

それだけ?

もういい加減、イキそうなのにイケない、この拷問状態から抜け出たい。

塞き止められた竿もパツパツで痛苦しい。

「でさ、俺が雅紀を上手くイカせられたら……」

イカせられたら?

ニノは早口言葉みたいに

「次は最後まで突っ込ませろや!!」

一気にソレを口に咥えられ、塞き止められてた根本が解放された。

ニノのお願いを拒否るとか、拒否らないとか一切考える間もなく…俺は絶頂を迎えさせられた。

ヘナヘナと床にへたり込んで。

ぼやける視界の真ん中でニノの喉がゴクリと何かを飲み込んでった。

「ごちさうさま」

両手をパチンと合わせたニノは一糸乱れず俺の前に胡座かいてる。

あれ?あれ?あれれ?

何か可笑しくない?

何事も無かったかの様に居住まい正してるニノ。

ンじゃ この手に残ってるニノの肌感は何?。

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