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第1章 【cast1】ミク



「実際キャストには真央ちゃんが星司の彼女だって思ってる子もいるよ。俺が聞かれるもん。真央ちゃんて星司くんの彼女ですか?って」


「マジすか」


星司が苦笑いする。


「で、実際はどうなの?まさかの営カノ?」


店長が俺の聞きたいことをグイグイ聞いてくれる。俺はもう口も挟めないくらいドキドキしていた。


「いや、もう、営カノでもないっすね。よくわかんないっす。腹ん中見せてくれないんで…」


星司が苦笑いのまま伏せ目がちに呟いた。


(え?これは、リアルっぽい…。
でも、どういう意味??)


それは、隠そうとして嘘をついているようには見えなかった。


星司がタメ息をつく。



 

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