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君と僕の超短編集

第16章 16



遠い異国の地で頑張ってお仕事してる翔ちゃん


なんでも一生懸命なのはわかってるんだけどさ


君には手加減というものを知らないのか?


『日本の人 聞こえますか~』なんてギャグかましてるけど


ドーランで隠したってわかるんだからね

目の下のクマ…


言ったって無駄なの知ってるよ


だから何も言わない

思いっきりやればいいよ


翔ちゃんからお願いされてるモーニングコール…


「翔ちゃん… おはよう 起きて 起きてくれないとチューしちゃうよ」


『智くん… おはよう 起きないから チューして』


唯一僕にだけあまえてくれる翔ちゃん…


早く帰ってきてね


淋しくてひとりじゃねれないよ


おわり

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