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Cream Puff

第1章 1

~身長差。~

身長差が、ちょうどいい。

見上げれば俺の大好きなモノが全部ある。

…だから、身長差は大切なの。俺ん中では。

だって、ほら。

身長差があった方が…いろいろと…しやすいでしょ?

キス、とか。

ハグ、とか。

…そういうの、とか。

察して。恥ずかしくて言えないから。




「ニノ、おいで。」

夜の、大人な時間。

「…まーくん、ねぇ。」

服の裾を引っ張る慣れた動作。

「なーに?もう欲しいの?」

「…違う。」

「じゃあ、何よ。」

「…。」

ほら、始める前にさ、なんかあんじゃん。

気怠い体を持ち上げて、まーくんの弾力のあるソレに口付けた。

「…これ?」

「……悪かったですね。乙女で。」

「ふふ、そんなことないよ。可愛い。」

「…可愛くないもん。」

そんな風に始まる、夜の大人な時間。




「ぁあっ、や、まぁ、く」

「ニノ、好きだよっ…」

「おれ、も、すきぃ…っ。」

ほら、なんかさ、身長差あった方がよくね?

こうやって、見つめられるのとか。

なんつーか…。

言葉で表現しづらいんだけど、ヤってるときの……うん。

ちょっと大人なキス。

いつもと違う体位とか。

俺とまーくんの身長差だと、すごくヤりやすいの。

……そんなわけで、身長差は重要なんですよ。

end

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