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Cream Puff

第6章 6

~大宮 恋、してみました。~

恋に落ちる、というのは不思議なもので。

可能性はゼロパーセントなのに貴方ばかり見つめて。

双子座のA型、女の子みたいな男の子。


「二ノちゃん、俺と付き合っちゃう〜?ww」

「おい!やめろってwww」


もうこんなのにも慣れてしまった。


「先を、急いでいるので…」


空気みたいな存在で、不器用で。

貴方に見てもらいたくて、髪なんか切ってみたり。

コミュニケーションは得意じゃないのに…。


「どんな風にしたいの〜?」


よりによって店員はチャラチャラした人。


「か、かっこよく、してくださいっ!」

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