魔王の恋愛事情
第1章 方言男子①
今日は…動物園のライオンの様に見物客の多かった我がクラス…
放課後になると…これでもか!と、真央の周りに人がわらわら集まってきた…
真央は、ニコニコしながら相手の話を聞き…
相づちはするものの…喋らずに過ごした…
見た目…イケメン外人だ…
喋らずに…うなずくだけで良いらしい…
ケッ…イケメンは得だよな〜…
俺は、帰ろうとカバンに道具を入れていた―――――…
「―――――あ、彩羽「真鍋君〜〜〜〜!生徒会の人が来てるよ!」
ん?一瞬……真央の声が俺を引き留めたが…
廊下から…教室に響く声でそんな事言われたら…
居留守すら使えない…