魔王の恋愛事情
第8章 ロールキャベツ男子②
気がつくと…
東口君の表情が…疲れと絶望の混ざり会った感じに見える―――――…
それもそのはず…
空は…暗くなり始め…立派に夜を示していた…
私は、待たせ過ぎた!と、反省しつつ…
店員にあらかじめ頼んでいた物を受け取り…
支払いを済ませカフェを出た――――…
流石に…帰ろうと公園を出ようとする東口君の姿に…
私は、興奮にも似た…
嬉しい気持ちを…抱いていた…
この気持ちを…彼に伝えたい―――――…
そう思うと…
自然と東口君に声をかけていた――――…