魔王の恋愛事情
第8章 ロールキャベツ男子②
しかし……
私の心配は無用だったようで…
「―――――…国木田さんが…俺を…踏みたいのなら…是非…」
と…予想外の答えに……
“踏ませてくれ”と、頼んだ私が…若干引いてしまった…
「―――――…本気ですか?気持ち悪い人ですね…東口君は…」
「///…あっ……はい…、え?踏んで…もらえないんですか?」
東口君は、私の言葉に…
喜びながら…落ち込む…
面白い!面白い……
私は、東口君とのやり取りに…やっぱり、しっくり来ていた――――――…
実際に…彼を踏んだら…どうなるんだろうか…
公園を見ると…暗がりの中に…トイレが見えた…
そこなら…何をしても解らないかもしれない…